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富士山自然休養林について

富士山自然休養林は、昭和45年に国(林野庁)の指定を受けた自然休養林です。広さは1,765haで富士宮市・富士市・裾野市・御殿場市・小山町にまたがっています。森林レクリエーションの場として森林浴、ハイキング、キャンプなど、自然に親しみ楽しんでいただくために設けられています。

“自然”という原点に返る、雄大な富士の麓の小さな旅へ。

日本全国、そして世界の人々から愛され、親しまれている「富士山」。五合目に向かう登山道には車が連なり、たくさんの登山者や観光客でにぎわいます。そんな「日本最高峰」としての魅力もさることながら、富士山にはもう一つ、大切な宝物があります。富士山の裾野に広がる原生林は自然の宝庫。その中には無限の動植物が棲息し、森もまた世代交代を繰り返しながら、新しい生命を育んでいます。
富士山自然休養林は、「人と自然がふれあう森」として国(林野庁)から選定された国有林です。


富士宮市、富士市、裾野市、御殿場市、小山町にまたがる1,765haの山麓にはたくさんの遊歩道があり、誰もが気軽に散策や森林浴を楽しむことができます。雄大な原生林の中に身をゆだね、自然のリズムで歩いていると、いつの間にか忘れていた「ささやかだけれど一番たいせつなこと」に気がつくかもしれません。
ハイキングの所要時間は往復1時間から半日。独立峰ならではの植生や地形、展望を満喫できる、13のコースをご紹介します。安らぎと感動と元気と。大自然の恵みをカラダいっぱいに感じるひとときを、富士山麓の森でお過ごしください。

利用の心得
①環境悪化と野生動物への悪影響を及ぼさぬよう袋を携行し、ゴミは持ち帰りましょう。
②登山道、ハイキングコース以外には入らないでください。侵入により植生が荒らされ、落石の危険があります。
③動植物の採集、樹木の伐採・枝折り、溶岩・岩石・土壌など、自然物の採集・移動を行わないでください。
④植生保護と崩落防止のため、ストックはできるだけ使用しないでください。使用する場合は先にキャップを装着してください。
⑤野生鳥獣保護、他のハイカーへの配慮の観点からペット等を連れての立ち入りは控えてください。
⑥他の利用者とのすれ違い、追い越し時には、足下の植物に注意しながら互いに譲り合いましょう。また集団で歩道を利用する場合には、極力一列歩行をし、他の利用者や動植物に細心の注意を払いましょう。
⑦ キャンプやたき火はできません。

リュックサックの中身
□ラジオ □衣類 □雨具 □タオル □軍手 □くすり □ヘッドランプ □食料
□地図(地形図もしくは登山地図) □磁石 など

服 装
□日射病対策と障害物から頭部を守ってくれる帽子を。
□上着は長袖の方が寒暖の差に対応しやすいです。気象の変化が心配される時は、セーターなどを準備しておきましょう。
□登山靴やトレッキングシューズか靴底の厚いもので歩きましょう。

登山の注意!
□クマ対策のため腰鈴など音の出るものを必ず携帯しましょう。
□携帯電話が通じない所が多くあります。ひとり歩きはお避けください。
□オフシーズンは、充分な知識やしっかりとした装備、計画等を持つなど万全な準備をしない限り、登山しないでください。

富士山はやや内陸に入った独立峰であるため寒暑の差が激しく、年平均気温は10℃内外です。標高を増すにしたがって冬季の積雪も多く、常風は南西風が強いです。
標高、風速、気温、空気(酸素)
●標高が高くなる程、天候は変わりやすくなります。
●気温は100メートル上がるごとに0.6℃下がります。
●風速1m/sで体感温度は1℃下がります。
●標高が高くなる程、気圧が減少し、温度が低くなるため、空気(酸素)がうすくなり、気分が悪くなることなどがあります。そのよう な時は無理をせず、ハイキングを止めるこ とも必要です。特に病気の人は注意が必要 です。
●朝夕は温度が下がり、日中との温度差が激しくなります。



富士山にかかる雲の中で天候の悪化を告げる雲は笠雲と吊し雲です。これらの雲が現れると24時間以内に雨が降る確率が高くなり、また風も強くなります。笠雲や吊し雲を見たらそれなりの覚悟が必要です。
日の出、日没時刻
春(4月1日)日の出/5:26、日没/18:13
夏(7月1日)日の出/4:27、日没/19:11
秋(10月1日)日の出/5:34、日没/17:35
冬(1月1日)日の出/6:47、日没/16:50